有給取得率が世界一位からの日本人「働きすぎ」という勘違い
以下の有給取得率に関するニュースが多くのメディアから出てて、あたかも日本人が働きすぎ=労働時間長すぎというイメージが多く広まってるので本当にそうなのかを調べました。
有給取得率は最下位
日本は世界一有休が取りにくい国―。欧米やアジアなど19の国・地域で、日本は有給休暇の取得率が50%と最も低く、取得への罪悪感も強いとする調査結果を、旅行予約サイト運営会社のエクスペディアがまとめた。最下位は3年連続だった。
有給って働く上でのオプションの一つなので、別に全部使う必要も無いしどっちでも良いと思ってます。そもそも、他の国と比較して何の意味があるのかが分かりません。はっきり言って有給取得率という尺度だけでは全く意味がないと思ってます。
労働時間は世界22位
「働きすぎ」かどうかは有給取得率なんかではなく、正々堂々「労働時間」で比較すれば済む話です。日本は22位です。米国よりも下です。有給は取らないけど、そんなに働いてもいない。なぜそんな結果になるのか。答えは簡単です。
祝日日数世界一位
2017年で少し古いデータですが、そこまで上下するものでも無いでしょう。当時の計算で日本の祝日日数は「17日」で世界一です。米国の祝日日数は「10日」なので「7日」もの差があります。
要は、土日勤務のサービス業等の方々以外は、全員米国人より「7日間」決まった日付に休みが与えられているということです。よって、労働時間で比較すると特段、日本が多く働いているわけでは無い結果になります。
祝日なんて減らしてしまえ
個人的に、祝日減らせば良いんじゃない?と思います。日本の祝日は旅行しようにもほぼ全員が同じタイミングで休むので費用が高くなったり混雑したりと、せっかくの休みをリフレッシュできる機会を損失している気がします。
全員が同じタイミングで休むことで、例えば家族との時間、友人との時間を作りやすくはなりますが、それも同じタイミングで有給取れば良いだけの話です。
祝日が減る!というショッキングなニュースはインパクトがあり「有給が取りづらい雰囲気」という呪縛霊を除霊する可能性もあります。
そうなれば、有給取得の促進に繋がります。
まとめ
- 有給取得率が一位→働きすぎの論理展開は無理がある
- 働き方改革は個人を尊重してまずは祝日を減らしてみてはどうか