【図解レビュー】日本人の勝算ー人口減少×高齢化×資本主義(著者:デービッド・アトキンソン)のロジックを図解
本日はデービット・アトキンソン氏の「日本人の勝算ー人口減少✕高齢化✕資本主義」を読んだのでロジックを中心に図解レビューしてみました。
デービット・アトキンソン氏の著書は他にも「新・所得倍増論」など多くあり、日本経済の考え方等、とても参考になります。今までの著書と比較すると「日本の勝算」はより多く各種経済資料のデータや海外専門家の論文等のインプットを軸に理論展開されており、新たな気付きも多くある本と感じました。
以下の記事でもデービット・アトキンソン氏の経歴や考え方を垣間見ることができます。この記事でアトキンソン氏が語っている内容をさらに深掘りしたものが本書です。
本書の構成
人口減少が待ち受ける未来
「日本人の勝算」のロジック全貌
上図は本書で記載されている日本の勝算のロジックの概要になります。根幹は資本主義のアップデートで、そのための生産性向上、そのための最低賃金上昇というロジックと理解しました。
ロジックの中身を少しだけ
昨今注目されている日本の一人あたりの生産性が先進国の中で最低水準という件ですが、以下のグラフから1990年以降の上昇率が小さいため、今の状況に陥っていると推察できます。(縦軸は1990年時のGDPを一律100となっています)
本書では、日本人一人あたりの生産性を向上させ、現在の「Low road capitalism」から「High road capitalism」に資本主義をアップデートする必要があると述べられています。そのための最も重要な施策が「最低賃金の上昇」という結論です。
最低賃金の上昇が先か、生産性の上昇が先かという議論があります。アトキンソン氏はイギリスの事例を基に最低賃金の上昇をまずは行い、最低賃金の雇用者が比較的多い、サービス業や中小企業の経営者に改革の動機を与えることが必要としています。
上のグラフは横軸に国、縦軸に「人材評価」「最低賃金」をぞれぞれプロットしたグラフです。人材評価はWEFが毎年、その国の労働者の基本的な教養だったりをスコア化したものです(リンクも載せておきます。)。
先進国の中では日本が一番、人材評価と最低賃金の相関が無い結果となっています。かつ、日本の最低賃金は先進国の中で最低レベルの水準です。ここの乖離が日本人のポテンシャルと考え、最低賃金を上げることで人材に変化の動機を与えることで、生産性も上がるという結論となっています。
所感
私も最低賃金を上げるという考え方は賛成です。直近では2018年10月に3.1%上昇しました。しかし、多くの中小企業の経営者から反発ができるくらいの大幅な引き上げ(7〜10%)が必要だと思います。これは本書でも語られている内容です。
例えばサービス業。私は今米国に住んでいますが、移住当初、生活はとても不便でした。どこに行くのも車移動、24時間やっているスーパーはほとんどなく、レジ袋に品物を詰める作業は客がやります。
日本も人件費が高くなれば提供しているサービスの付加価値について再考する機会がでてくると思います。深夜のコンビニ営業は付加価値があるのか、そこに二人日の工数を割く必要があるのか。日用品や食品への日本の総需要は、コンビニやスーパーが24時間営業しようが変わらないわけで「生産性を上げるためにはどのように供給すべきか」という議論は必要だと思います。
今までのやり方を見直す作業は根気が要る作業だと思います。その作業を行う「きっかけ」は普及率高く与えなければなりません。なので、ここは企業努力ではなく、政策としての最低賃金の引き上げが必要だと感じました。
但し、動機づけだけでなく、行動に移すためのフォローをすることも重要です。それが「教育」です。今の日本の教育は長くて大学生までで、大学卒業後の教育を受けている人の数は、先進国と比較して低い結果となっています。
過去の高度経済成長期のように学校教育のターゲットが日本の人口の半分を占めるようなケースであれば、学校教育だけでも対象が多いので効果を発揮しますが、現在のように20%にも満たない場合、教育のターゲットも見直す必要が出てきます。
例えば定員割れを起こしている大学のスペースを有効活用し、社会人教育を提供するというアトキンソン氏の考え方は、リソースの有効活用という意味で非常に意義のあることだと思います。
上のグラフは先進国の女性経済参加度と生産性をプロットしたグラフです。本書では最低賃金を上げれば所得の底上げができ、日本の最低賃金労働者のうち、三分の二を占める女性の経済参加度も上がるとしています。
こういった経済本は著者の考えと結論までのロジック、そのプロセスを学ぶのが一番の醍醐味だと思っています。例えばアトキンソン氏は本書の中で様々なデータを活用していますが、ほとんどがWEFやヨーロッパの学者の論文等、専門家のデータです。
そのデータをどうやって活用し結論を導き出しているのか、少しでも興味を持った方は以下のリンクからご購入ください。
日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義
https://www.amazon.co.jp/dp/B07LFSHW9V/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_mZcpCbQ6PGMPV
【図解レビュー】アリエリー教授の行動経済学入門とキャッシュレスを考察
先日投稿させていただいたファクトフルネスのレビューがまさかの好評だったので、新規投稿にビビっていました。というのは5%くらい冗談で、新年が明けて本業も再開したため、今後は週次か隔週程度のペースで投稿しようと思います。
本日は「アリエリー教授の行動経済学入門」の図解になります。行動経済学は抽象的な表現も多く、図解するには労力が要りました。おそらく、この図解には本書の数パーセント以下の内容しか無いと思います。ただ、なるべく内容の芯は捉えるよう頑張ったつもりです。
この本を読もうと思ったきっかけ
それは「キャッシュレスの推進」です。
今、日本には皆さんご存知の通りキャッシュレスの波が来ています。注目されているのはQRコード決済サービスのポイント還元率や加盟店手数料です。どのQRコード決済サービスのポイント還元率が一番高いか。どれを使えば目先の利益を一番得ることができるかが多く特集されています。
ただ、私は我々消費者が本当に理解しなければならないのは、お金の本質的な所だと考えています。(もちろん、ポイント還元は大好きですが。)
加盟店手数料が安くなればキャッシュレスに対応した店舗が増えるでしょうが、実際にキャッシュレスで決済をするかどうかを決めるのは我々消費者です。
キャッシュレスによるポイント還元率を上手く利用できれば他の人より得するかもしれませんが、クレジットカードを使うことで浪費してしまう心配との比較は容易ではないです。
- 何故、クレジットカードを使うことで浪費してしまうと考えるのか?
- 何故、現金のままの方が安心と感じるのか?
それらの漠然とした感情に焦点が当たらないまま、キャッシュレスが進むのは恐ろしいとも感じています。日本では今の所、キャッシュレス=クレジットカード(QRコード決済)ですが、クレジットカードは借金と同じです。返済できなければ金利を支払うことになります。目先のポイント還元率に飛びつき、結局それ以上の金利を支払う人が多数になる未来は、お金への悩みを多く持った不幸なものになると思います。
そんな疑問の答えが「行動経済学」にあると思いこの本を読んだ次第です。
では、本編の内容になります。
本編
以上です。
総評
セール品を何故か魅力に感じてしまうメカニズムなど、本書では例を混じえて記載されており、長年の疑問がそこそこクリアになりました。理解するのに中々労力を使いましたが、どんな人でもタメになる良書だと思います。
特に、冒頭でお伝えしたようにこれからキャッシュレス中心の生活にしようと考えている方や、すでにキャッシュレスの生活を満喫している方にも、おすすめの一冊です。「出費の痛み」という表現が琴線に触れたこともあり、その章の話は非常に面白かったです。
また、本書の中では、百貨店の紳士な店長がセール品価格を一切廃止した結果など、面白いエピソードが多々あります。加えて、「お金をどのように入手したか(対価との差異がどれだけあるか)」によって「出費の仕方」が変わってくる話など、上のスライドで一切触れていない話も山盛りです。
この記事を読んで興味を持っていただいた方は是非ご購入をご検討ください。一応、以下のリンクを張っておきます。
【図解レビュー】FACTFULNESS(ファクトフルネス)は日本人にこそ必要な本だ
FACTFULNESS(ファクトフルネス)を読んだので学んだことを整理して図解レビューします。
この本を読んで自分は世界の見方が変わりました。派手さは無いですがそれくらいの良書だと思います。著者のハンス・ロスリング氏が実施したテストによると8割の方は世界の見方が変わると思います。
気になった方は是非ご購入ください。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
ファクトフルネスとは――データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。世界を正しく見る、誰もが身につけておくべき習慣でありスキル、「ファクトフルネス」を解説しよう。
また、本記事の他にもFACTFULNESS(ファクトフルネス)に魅せられ、レビュー記事を書いた皆さまを、翻訳者の「上杉さん」が以下のページにまとめて下さっていますので、併せてご参考ください。
以下のページで本書ができるまでの具体的なエピソードも公開いただいてます。リアルな話が満載で、非常に興味深い内容となっています。
本書の中でも紹介されていますが、この記事を書くにあたって調べたバブルチャートは、以下のGapminder toolsを使用しています。世界各国の所得や教育、インフラなどあらゆる観点での調査が出来るツールです。正直、本書を読むまで私は知りませんでした。勿体無い。
素晴らしいのは過去から今までの推移がグラフィカルに把握できることです。例えば日本と中国の一人あたりのGDPがどのように推移してきたかを見ただけで、日本が直近の数十年で世界に比べてどれだけ変化のない国かを把握できます。
もう一つ、世界各国の状況を実際に目で見てみたいと思っている人は多いと思います。そんな方は、以下のサイトから確認できます。
このDollar Streetを通して、世界各国の家や家の中、さらにはペットなどの暮らしぶりを写真を通して垣間見ることが出来ます。
「世界はどんどん良くなってきている」という単純ですがあまり知られていないことを実感できる非常にタメになるサイトです。
なお、以下10の本能について私が理解したことを図解していますが、本書の中では著者のエピソードもてんこ盛りで、どれも本当に面白い内容になっています。
さて、それでは本編になります。
下の画像はDollar streetの画像になります。実際にLEVEL1からLEVEL4に属する国々の生活を垣間見れます。試しにそれぞれの国の「ベッド」を調べてみた画像です。
以上です。
本書では世界の見方を中心に書かれていますが、僕は日本の社会にこそ、FACTFULNESSの考え方が必要だと思っています。
例えば分断本能。
- 「勝ち組」と「負け組」
- 「リア充」と「非リア充」
- 「キャッシュレス派」と「現金派」
- 「そば派」と「うどん派」
- 「インドア派」と「アウトドア派」
- 「都会っ子」と「田舎育ち」
- 等など・・・
数え上げたら切りがないほど、日本人は2つのグループに分断したがります。分断するための言葉がどんどん増えていきます。
ただ、上記の言葉2つで全員が分割されるというのは幻想で実際は、キャッシュレスと現金は使い分けするし、そばも好きでうどんも好きだし、インドアで読書することもあれば友達とアウトドアを楽しむ人もいます。圧倒的に中間層が多いと思います。
パターン化本能もガッツリ当てはまります。
- サラリーマンはみんな同じ格好でつまらなそうな顔で満員電車に乗っている
- A型は几帳面でO型は大雑把
- 高齢者はITを使いこなせない
- 女性はそのうち仕事を辞める
- 日本の男は積極性がない→晩婚化
- 今どきの若いもん
- 等など・・・
これも考えだしたら切りが無くなります。サラリーマンといっても業種や職種、ベンチャーか大企業か、年収帯はどこかで様々な人を見ることができます。血液型はただの占いですし、晩婚化は日本人だけでなくLEVEL4の国々の問題で想像以上に複雑です。
10の本能で共通して言えることは、本能に支配された時点で思考が止まるということです。思考が止まったら、その人や集団自体を深掘り出来なくなります。深掘り出来なくなったら、知らないうちに違った事実を元に行動し、相手を傷つけてしまうかも知れません。
これはビジネスにも言えることで、本当にお客さんが欲しいもの、必要としているものが何かが見えなくなります。
周囲の意見やテレビの情報に流されず、ファクトを掴む思考を得るために、一番おすすめしたい一冊です。
有給取得率が世界一位からの日本人「働きすぎ」という勘違い
以下の有給取得率に関するニュースが多くのメディアから出てて、あたかも日本人が働きすぎ=労働時間長すぎというイメージが多く広まってるので本当にそうなのかを調べました。
有給取得率は最下位
日本は世界一有休が取りにくい国―。欧米やアジアなど19の国・地域で、日本は有給休暇の取得率が50%と最も低く、取得への罪悪感も強いとする調査結果を、旅行予約サイト運営会社のエクスペディアがまとめた。最下位は3年連続だった。
有給って働く上でのオプションの一つなので、別に全部使う必要も無いしどっちでも良いと思ってます。そもそも、他の国と比較して何の意味があるのかが分かりません。はっきり言って有給取得率という尺度だけでは全く意味がないと思ってます。
労働時間は世界22位
「働きすぎ」かどうかは有給取得率なんかではなく、正々堂々「労働時間」で比較すれば済む話です。日本は22位です。米国よりも下です。有給は取らないけど、そんなに働いてもいない。なぜそんな結果になるのか。答えは簡単です。
祝日日数世界一位
2017年で少し古いデータですが、そこまで上下するものでも無いでしょう。当時の計算で日本の祝日日数は「17日」で世界一です。米国の祝日日数は「10日」なので「7日」もの差があります。
要は、土日勤務のサービス業等の方々以外は、全員米国人より「7日間」決まった日付に休みが与えられているということです。よって、労働時間で比較すると特段、日本が多く働いているわけでは無い結果になります。
祝日なんて減らしてしまえ
個人的に、祝日減らせば良いんじゃない?と思います。日本の祝日は旅行しようにもほぼ全員が同じタイミングで休むので費用が高くなったり混雑したりと、せっかくの休みをリフレッシュできる機会を損失している気がします。
全員が同じタイミングで休むことで、例えば家族との時間、友人との時間を作りやすくはなりますが、それも同じタイミングで有給取れば良いだけの話です。
祝日が減る!というショッキングなニュースはインパクトがあり「有給が取りづらい雰囲気」という呪縛霊を除霊する可能性もあります。
そうなれば、有給取得の促進に繋がります。
まとめ
- 有給取得率が一位→働きすぎの論理展開は無理がある
- 働き方改革は個人を尊重してまずは祝日を減らしてみてはどうか
【図解レビュー】これから仮想通貨の大躍進が始まる!を読んで仮想通貨に対するイメージが変わる
SBIグループの北尾CEOが2018年11月に発行された「これから仮想通貨の大躍進が始まる!」を読んだので内容を自分の言葉でまとめました。
昨今、ネガティブなニュースで話題になっている仮想通貨ですが、これはあくまでも現状の投資商品としての評価であって、個人的にも必ず仮想通貨の時代が来ると考えています。この本を通して北尾さんのご意見を伺い、ロジックの整理もできました。
良書ですので気になった方は記事の末のリンクからご購入ください。
はじめに
私たちの生活はどう変わるか
仮想通貨でモノを買える未来はくるのか
中央銀行の「デジタル通貨」の未来
Fintech2.0
仮想通貨の現状と将来の可能性について北尾さんのご意見が伺える良書となっています。今回記事にした内容以外にも、未来の地銀を巻き込んだ地方活性化の提言など、非常にタメになる内容が満載です。
気になった方は以下のリンクからご購入ください。
QRコード決済の中の仕組みを超ざっくりとフローにした
皆さん、QRコード決済アプリって今や何が何だか分からないくらい世の中に溢れていますよね。私は、もう一つ一つの特徴とかは覚えないと決心しました。「同じようなサービス」が沢山ありすぎてキリが無いので。
ただ、「同じようなサービス」といっても其々、微妙に違うんです。ポイント還元率が何パーセント違うとかではなく、中の仕組みが違うんです。
今回はその違いについて、もの凄くざっくりと書きたいと思います。
QRコード決済の中の仕組みは大きく3つ
QRコード決済の中の仕組みは大きく3つに別れます。銀行口座を登録しておく「①銀行口座登録方式」、クレジットカードを登録しておく「②クレジットカード方式」、事前に銀行口座やクレジットカードから一定の金額をチャージしておく「③前もってチャージ方式」です。それぞれ、????と書いてある中の仕組みが異なります。
ここで、中の仕組みの構造が関係してくるのが「加盟店手数料」です。支払いから決済までの間に関与する人物が多ければ多いほど、その分の費用を「加盟店手数料」という形でSHOPから請求する仕組みになっています。
そのため、加盟店手数料が高ければ高いほど、店舗側のキャッシュレス対応のモチベーションは低下し、キャッシュレスが中々進まないという状況になっていると見られています。
①銀行口座登録方式の中身
銀行口座を事前に登録しておく方式の場合、支払い完了と同時に銀行口座の残高から支払った金額が差っ引かれます。デビットカードと同じイメージです。
この方式の場合は、店舗と銀行口座の中を受け持つサービスが必要となります。それを、思い切って「「どっか」が作る決済サービス」と表現しました。銀行やカード会社でなくとも可能性があり、極端な話どこが作っても良いからです。日本一号はGMOペイメントゲートウェイのサービスになりました。あとは、Origamiと銀行の感情システムの実績がある日本ユニシスがパートナーシップを結び、Origamiでもこの方式を採用できるように進めており、着々と成果が出ています。
このサービスの特徴とポイントは以下になると考えます。
- 加盟店手数料を比較的安く抑えれる。
- 利用者と店舗にとっての理想は日本の全ての銀行が一つの「決済サービス」に繋がっており、共通のQRコードのインタフェースで決済できること。
- 支払いには直接関係ないが、銀行と直接繋がることで給与含めたお金の出入りがアプリ内で一目で分かるようになること。
- Origami頑張れ。
②クレジットカード方式
インタフェースがQRコードになっただけで、クレジットカードと同じです。ガラパゴスなCAFISのシステムと経由して、カード発行会社、加盟店管理会社、カードブランド、加盟店が登場します。登場人物が多いので加盟店手数料も一番かかる方式です。
③前もってチャージ方式
LINE Payのように予め銀行口座やクレジットカードから資金をアプリにチャージしておく方式になります。インタフェースは違いますが、SuicaのQRコード決済版といった感じでしょうか。
実際に、SHOPで支払いをする際はチャージした電子マネーを使うため、登場人物は電子マネー決済システムのみで、一番加盟店手数料が掛からない方式になります。
このサービスの特徴とポイントは以下だと考えます。
- 決済における摩擦が一番少ない→加盟店手数料が一番安い
- チャージした電子マネーを軸に独自の経済圏を広げることができる(楽天ポイント還元→楽天市場や楽天証券など他業種への誘引など)
- 逆に電子マネー(楽天ポイント、LINEポイントとか)の利用がスケールしないと不便極まりないモノになる可能性あり
メタップスとみずほ銀行で作った「pling」もこの方式ですね。関連して以下のようなニュースもありました。
以上、簡単ですがQRコード決済の3パターンについての概要になります。
Revolutという新しい銀行のサービスとビジネスモデル
銀行のサービスって使いづらいですよね。
なぜか平日のビジネスアワーしか開いていない窓口。だからといってネットやスマホアプリで全て完結できるわけでもなく、そもそも使いづらすぎるインタフェース。
いつの間にか搾取されている手数料。海外送金なんてしたら数千円から数万円を手数料で取られることも。手数料ってそもそも何なんですかね。
そんな日本の金融業界もイギリスのモバイル銀行「Revolut」が上陸すると大きな変化が起こるかもしれません。それだけ「Revolut」は今までにない革新的なサービスを提供しています。
Revolutとは
モバイルApp
RevolutはモバイルApp専用の銀行です。今はスマホ一つで何でもできてしまう時代。特に生活に身近な銀行にとって、モバイルAppで何でも出来てしまえば、わざわざラップトップを開いて立ち上げてWebページを開いてログインして、、、をしてまでWebページでの銀行サービスは利用用途が無いかもしれませんね。
Top-up(入金)
Revolutはリトアニア経由で正式に銀行業の免許を取得した銀行です。よって、まずはお金を入金する必要があります。入金は銀行口座、デビットカードやクレジットカードから入金ができます。カードからの入金の場合、手数料が1%掛かります。
両替(通貨交換)
世界中の26通貨に両替ができます。なんと手数料無料です。但し、制限枠はあります。ひと月£5,000(ポンド)までは無料で、その後は超過した金額の0.5%掛かります。両替時に使う為替レートも、従来のサービスとは異なる「インターバンクレート」を使っています。インターバンクレートの特徴はカスタマーレートよりも換金手数料や安く、利用者にとって有利なレートに設定されているということです。
送金
海外送金に掛かる手数料も無料です。従来の日本の銀行では、最低でも三千円掛かります。それが無料でかつ、タイムリーに送金が出来ます。
デビット機能付きカード発行
カードブランドであるMasterCard経由でRevolutのカードを発行できます。このデザインがまたオシャレで物欲を掻き立てられます。気づきましたか?カードの表面にカード番号や有効期限の印字が無いんです!デザイン一つとってもこだわりを感じます。
支払い(決済)
日本で主流となっているクレジットカードとは違い、銀行の預金が即引き落とされます。RevolutのモバイルAppから、どの店で幾ら使ったのかがリアルタイムで把握できるだけでなく、お金が動いたタイミングで「プッシュ通知」もしてくれます。
しかも、見やすいUI、操作しやすいUXでどの店に幾ら支払ったのかはアイコン画像を駆使して一目で分かるようデザイン設計されてます。また「レストラン」等のカテゴリ別に集計もできるので、個人の支払い習慣の把握もできます。
口座
通常の口座は無料で使えます。その他、ビジネスでの利用を想定した法人口座と、海外保険等が付いたプレミアム口座があります。 各プランの比較は以下のサイトで詳細にやっています。
ここで注目したいのが「Vault」という貯蓄支援サービスです。
日本でも貯蓄支援系のサービスは色々と出ていますが、正直どれも導入が面倒です。Revolutはそれ一つで決済と貯蓄を実現できます。使い方もシンプルで、下の画像のように「Student Loan」などの貯蓄目標と金額を設定します。それだけです。その後は、決済の度に端数が貯蓄に回されます。オプションで貯蓄目標達成の目標日付などが設定できます。
具体的な使い方は以下の動画で公式Revolutが説明しています。こういった動画をYoutubeにアップしてくれているのもポイント高いです。
どういうシーンで使われているのか
#RevFridayFact: Here’s the top 10 places where Revolut users love to shop! How do you compare? Find out in the Spending Analytics tab!📊 pic.twitter.com/fSUoAowyyZ
— Revolut (@RevolutApp) August 11, 2017
では実際、Revolutが今ヨーロッパで「どういうシーンで使われているのか」を示したグラフが上記になります。
TFLはロンドンの交通機関、Uberは皆さんご存知のライドシェアリングサービスですね。やはり上位はトランザクションの多い交通系の決済となっています。
3位のAliexpressは日本では馴染みは無いですが中国アリババのオンラインショッピングモールです。6位のAmazonと合わせて、やはりオンラインショッピングでの利用も多い結果となっています。
4位にはマクドナルド、5位にはPRET A MANGERがランクインしています。PRET A MANGERは主に食料品を取り扱うスーパーです。
ビジネスモデル
上の図がRevolutの収益箇所をマッピングしたものです。主に以下が収益箇所となっています。
- ATMの制限枠を超えた現金引き出し
- 支払い時の加盟店から徴収する手数料
- プレミアム口座の月額Fee
- 法人口座の月額Fee
日本への上陸
以下のニュースを見るとシンガポールと日本への進出準備が整ったとあります。日本では、楽天、損保ジャパン、凸版とパートナーシップを結んでいるようです。カードのデザインや発送、付随する保険などで協業するイメージでしょうか。
日本には2019年第1四半期に上陸予定と書いてありますが、まあ延期するでしょう。来年のどこかで上陸してくれれば嬉しい限りです。
Revolutとしては東京オリンピックまでに円通貨への対応をしてくるでしょう。そうなった場合、ヨーロッパからの訪日観光客は日本で今なぜか盛り上がっているQRコード決済は使わず、オシャレなカードを持ってオシャレに買い物していくことになると思います。
最後に、Revolutのページです。Waiting Listへの登録が済んでいない方はお早めに。
https://www.revolut.com/en-JP/
別の記事に書いた「次世代の銀行」の姿に近い「Revolut」。目が離せません。
サンドウィッチマンのコントが面白すぎるので分析してみた〜タッキナルディ、ミチコさん、結婚おめでとうよ。〜
いきなりですが、サンドウィッチマンのコントって面白過ぎますよね。思いっきり主観入ってますが、好きな芸人ランキングなどの評判を見る限り、そう感じる人は多いはず。
よく、笑いは「緊張の緩和」だと言われますが、何となく、サンドウィッチマンのコントはバランスよくそれが含まれているような気がします。
そこで、私が一番好きな「タトゥー入ったホストのタッキナルディに哀川頂がビデオレターを送る」コントについて、全体のストーリーを再確認した後に、以下の三点を軸に「なぜここまで面白いのか」を考えたいと思います。
- シチュエーション
- 笑いの手数とバランス
- 笑いの種類
もちろん、上記の他の要素として、顔は怖いのに実は人柄は良く親しみやすいなどの、サンドウィッチマンの特徴の一つであるとは思います。ただ、私はサンドウィッチマンのコントを初見で面白いと感じ、そのまま好きになりその後、テレビの番組を見ているうちにさらに好きになりました。
ということは、やはりサンドウィッチマンのコント自体に魅力を感じたということなので、一旦人柄等、時間を掛けて魅力を感じる部分は評価軸からは除外します。
サンドウィッチマンのコントが面白すぎるので分析してみた
以下、元ネタです。公式です。
上の図のフローは伊達さん扮する哀川頂と、結婚式のビデオレターの宛先のタッキナルディとの距離を表しています。チーママの親戚のイベントコンパニオンの親戚は公務員なんですね。しかも公務員の友人がタッキナルディ。
ネーミングセンスも抜群ですね。
「タッキナルディは焼きそば食べない」
「タッキナルディはパスタ食べる」
確かに。確かにタッキナルディはパスタ食べます。
さらに、タッキナルディはタトゥーが入ったホストのようで、知り合いの公務員は警察関係の方でしょうかね。何か前科でもあるのでしょうか。すみません、深く考える場所ではないですね。
哀川チョウ関連で言うと以下の哀川町(マネージャ)も好きです。こっちは「町」ですね。
コントのストーリー構成
コントのシチュエーション
上の画像は本コントの「5W1H」を表したものです。サンドウィッチマンのコントって、たまに突拍子もない設定があったりしますが、ほとんどは不動産や駅、レストランなど、身近な設定なんですよね。そこも、万人にウケるポイントかと思います。
しかし、ありきたりな世界観にはならないのは、伊達さんのイカツイ見た目や哀川翔のモノマネキャラという個性と、トミーの良い声とサイコな雰囲気を活かした個性を、コントの中のキャラクターにも与えているところが大きいと考えます。その上で、5W1Hのどれかを少しズラして来るんです。少しだけズラすことで、日常の中の非日常を作り出しています。それが、共感と裏切りを呼び、笑いを起こしてると考えます。
笑いの数と安定性
横軸にyoutube動画の時間、縦軸に笑いの数をプロットしたものです。プロットは笑いの累積数を、棒グラフは該当の時間幅で発生した笑いの数を表しています。
終盤にかけてなだらかに笑いは増えて行きますが、序盤もしっかりと笑いがあり、始まって数秒で客を掴む所に特徴があると考えます。さらに、「笑いがない時間」が非常に短く(長くて10秒)、小刻みに笑えるポイントが盛り込まれています。
そのため、次の展開を予測する時間がなく、予想外のボケやツッコミが連続してやって来ることになります。宇宙空間でジェットコースターに乗っている感覚みたいな。宇宙空間でジェットコースター乗ったこと無いですけど。
笑いの多彩さ
本コントの中で出てくる笑いを上記のようにカテゴライズしてみました。結果、非常に多彩な「笑い」が盛り込まれていることが分かりました。
伊達さんのツッコミで笑わせるパターン、トミーのボケで笑わせるパターン以外にも、モノマネやモノボケ、言葉遊びなど非常に多彩です。
その中でも、「昔、タッキナルディと祭りに行って楽しかったね」というビデオレターの本来の目的をひっくり返した「祭り行ってない」のツッコミは秀逸でした。伏線回収と言えるかは微妙ですが、コントの中で積み上げたストーリーが存在した上でのツッコミのため、伏線回収というカテゴリにしてます。
ここまで笑いが多彩だと良い意味で「飽きが来ない」「慣れない」ところがポイントだと思います。良い意味で大衆居酒屋のコース料理を楽しんでいるような感覚です。
結論
上記が結論です。
以下、参考までに題材とさせていただいたコントの全文になります。書いているだけで笑えました。いやぁ、本当面白いですね。最高です。
伊:伊達
富:富澤
ス:スタッフ★0:20
伊:上手さは色黒、ゼブラビーム、こんなに上手いの何でだぁ〜。
ス:はいオッケーです!ゼブラビームのCM撮影は以上となります!哀川頂さんオールアップです。お疲れ様でした!
伊:はいお疲れ。はいお疲れよ。あーちょっとマネージャ。着替え持ってきて。[笑い]
富:お疲れ様でしたー。(ハンディカメラを右手に持ちながら)
伊:変態かお前。[笑い]
富:はい?
伊:変態じゃねぇかよお前何やってんだよこれ。
富:いや違うんですよ。
伊:うん
富:結婚式で流すお祝いコメントを撮らしてもらいたいんです。
伊:、、、、今か?[笑い]
富:はい。
伊:今はおかしいだろお前。今CM撮影終わって裸だよお前。
富:あーでも次の現場行かなくちゃいけないんで、今しかないんですよね。
伊:今しかないの?
富:すいませんけども。はい。
伊:いーの?裸で。
富:大丈夫です。
伊:大丈夫じゃねぇよおれがお前。[笑い]
富:いや、もしアレだったらフンドシのCG処理とかしておきますんで。
伊:いや、CG出来んだったら服にしてくれよお前。[笑い]
富:すいません。はい。
伊:何で、、、わざわざフンドシなんだよ。
★1:00
富:何とか、お願いします。充電もないんで早めい撮っちゃいたい、、、
伊:充電はお前のせいだろ。[笑い]
富:はい。
伊:何やってんだよ。
富:すいません。
伊:、、、ここで!?
富:はい。
伊:今から?
富:はい!
伊:あーそう。
富:はい!
伊:で、誰だよ結婚すんの。
富:あー。僕は直接知らないんですけど。
伊:おう。
富:うちの事務所の社長の知り合いにフリーアナウンサーがいるんですね。
伊:うん。
富:そのフリーアナウンサーが良く行く飲み屋さんのチーママの親戚にイベントコンパニオンがいるらしいんです。
伊:うん。
富:そのイベントコンパニオンの親戚の、、、えー、、、公務員の友人のタトゥー入ったホストの
★1:30
伊:いや断れよ![笑い]
伊:全然知らねぇよお前。真っ赤の他人じゃねぇかお前。
富:何とか、社長に頼まれてるんでお願いします。
伊:お前言っとけ社長によ。お前。
富:すみません。
伊:あーそうなの。
富:いいですか?
伊:んーじゃあやるよ。
富:ありがとうございます。じゃぁ今、キャメラのセッティングしますんで。はい。
伊:あーそう、、、その時間で着替えられねぇかな?[笑い]なぁ?着替えたいんだけど。やっぱり。
富:お待たせしました!
伊:早いね。やるの?
富:はい!!、、よいしょ。じゃ、どうぞ。(三脚に肘を立てて)
★2:00
伊:そうやって使うのこれ!?[笑い]これそうやって使うやつじゃないよ。何これ。これ、これハメ込むんじゃないのこれ。
富:あー、これで、時間ないんで大丈夫ですこれで。
伊:お前時間ないのに持ってきたんだろこれ。[笑い]
富:これで行きます。
伊:それでやんの?何それ、ここ付くために立派なやつあんの?
富:大丈夫です大丈夫です。
伊:ああそう。
富:はい。
伊:あー、その新郎新婦の名前は?
富:名前!?
伊:うん。無いとわかんないだろ。
富:えー、確か新郎の頭に「た」が付くんですよね。
伊:「たけし」じゃないの?
富:違いますね。
★2:30
伊:「たかゆき」とか?
富:全然違います。
伊:「たかし」とか?
富:違いますよぶん殴りますよ。[笑い]
伊:なんだお前この野郎!なんだこの野郎!!
富:あーもうイニシャルで行っちゃいましょう。
伊:なんだよイニシャルってお前。[笑い]「T」さんってなんだよ。バナナ大使かお前。[笑い]
富:あ!思い出しました!「タッキナルディ」です。
伊:、、、なに?
富:「タッキナルディ」です。
伊:「タッキナルディ」?[笑い]
富:はい!
伊:「タッキナルディ」?
富:そうですそうです!
伊:外国の人?
富:あー、ハーフらしいですよ。
伊:あーそうなの。
★3:00
富:はい。で、奥さんが「ミチコ」さんっていう日本人の方らしいです。
伊:あー国際結婚的なやつか。
富:そうですね。だからあの、ジャガー横田と木下先生みたいな感じ、、、
伊:あそこ違うよ?[笑い]
富:違うんですか?
伊:ジャガーさんはお前、あれリングネームだから。
富:あーそうなんですか。
伊:あそこ国際結婚じゃねぇんだよ。
富:違うんですか!?
伊:うん。
富:あ、それ知らなかったです。
伊:あの〜、勝俣も言ってたから。
富:勝俣?
伊:勝俣も言ってたよそれは。[笑い]
富:あーそうなんですか。
伊:うん。
富:ちょっと、あれですね。今、鼻しか映ってないんで、、
伊:鼻しか映ってないのか。
富:ええ、ちょっと下がってもらっていいですか?
伊:これぐらいか?
富:まだ鼻しか映ってないです。
伊:まだ鼻しか映ってないか。これぐらいか?
富:あー、もう鼻だらけになっちゃいました。[笑い]
伊:鼻だらけってなんだよ!あと誰の鼻映ってんだよ。
富:あれ?
★3:30
伊:お前ズームにしてんじゃないのこれ?
富:あーすみませんキャメラ、、、
伊:お前キャメラって言うなもう![笑い]お前。カメラの使い方分かんねぇやつキャメラって言ってんじゃねぇバカ野郎お前。[笑い]
富:すみません。はい。
伊:いいの?
富:はい!
伊:なんだっけ名前?
富:「タッキナルディ」です。
伊:「タッキナルディ」な。
富:はい。回ってます!(カメラを回す)
伊:タッキナルディ。ミチコさん。結婚おめでとうよ。二人とは、面識は無いが、、、
富:あーちょっと!すみません。面識ある感じでお願いします。
伊:ねぇよ![笑い]ねぇよ面識おれ。
富:いや、無いんですけど、昔から知ってるみたいな感じでしてくれると、
伊:知らねぇよ?おれ。
富:いや、知らないんですけど。
★4:00
伊:知ってるように?
富:はい。同級生みたいな感じで。
伊:誰と?
富:タッキナルディと。[笑い]
伊:タッキナルディと?おれなに、タッキナルディと同級生なの?
富:なんか、そんな感じの仲良い感じを出してくれると、
伊:タッキナルディって幾つなんだよ。
富:26,7ですね。
伊:おれ40だぞお前。[笑い]同級生ってどういうことだよお前。
富:分かんないです。分かんないんで。
伊:分かるだろお前、こんだけ年齢違ったらよ。
富:なんか、思い出話みたいのしてもらえたら、
伊:ねぇよ![笑い]思い出話なんかお前。
★4:30
富:無いんですけど、適当に作ってもらえたら大丈夫です。どっか行ったね、みたいの話してもらえれば。
伊:タッキナルディ。ミチコさん。結婚おめでとうよ、
富:まだ回ってないです。
伊:回せよ![笑い]
富:急に始めるんで。
伊:回せ回せバカタレ!お前。
富:はい!回りました!
伊:タッキナルディ。ミチコさん。結婚おめでとうよ、哀川頂だ。タッキナルディとは、どっか行ったよね!
富:すいません!ちょっと。[笑い]
伊:なんだよ!
富:ちょっと、具体的なやつ欲しいです。
★5:00
伊:行ってねぇもん!どこも。
富:行ってないですけど。
伊:おれどこ行ったんだよタッキナルディと![笑い]
富:じゃあ、祭り行ったみたいな話で良いですよ。
伊:誰と?
富:タッキナルディと。[笑い]
伊:タッキナルディと?
富:はい。昔祭り行ったねみたいな。
伊:おれタッキナルディと祭り行ってんの?
富:はい。そんな感じで話してもらえれば。回ってます!
伊:タッキナルディ。[笑い]ミチコさん。結婚おめでとうよ、哀川頂だ。タッキナルディとは、昔祭りに行ったよね。祭り行ってさ、焼きそば食ったよね。
富:あーダメだそれ!
★5:30
伊:何でだよ!何でダメなんだよ。
富:タッキナルディは焼きそば食べないと思います。[笑い]
伊:なんでタッキナルディ食わねぇんだよ焼きそば、お前。祭り行ったら焼きそば食うだろうが。
富:イメージが、ちょっと。違うっていうか。
伊:なんだよタッキナルディのイメージってお前。
富:どっちかっていうとパスタの方だと思うんですよ。
伊:そんな祭りねぇよお前。[笑い]
富:いや、無いんですけど。なんか、途中で食べたとかで。
伊:途中!?
富:祭り行く途中食べたよね。パスタ食べたよね。
伊:祭り行く途中パスタ食うの?[笑い]
富:はい。回ってます!
伊:おれとタッキナルディ?
富:はい!もう回ってますよ。
伊:回すなよ!お前。[笑い]
富:すみません。
★6:00
伊:早いよお前。整理付けさせろお前。
富:いいですか?
伊:祭り行く途中にタッキナルディとスパゲティ食うの?
富:パスタ。パスタ食べます。[笑い]
伊:おれとタッキナルディが?
富:はい。行きます!回ってます!
伊:タッキナルディ。[笑い]ミチコさん。結婚おめでとうよ。タッキナルディとは、昔祭りに行ったよね。祭りに行く前に、パスタ食ってさ。[笑い]その後祭り行ったんだよね。
伊:そして盆踊り踊ってさ。
富:ダメだー盆踊り![笑い]
伊:何で盆踊りダメなんだよ!何でダメなんだよ盆踊り。
★6:30
富:ちょっとイメージが違うんで。
伊:連れて来いよ一回タッキナルディ![笑い]なんで何もしねぇんだよ!タッキナルディどんな奴なんだよお前。[笑い]
富:なんか、ダンスフロア行ったよねみたいな感じに。
伊:祭りは!?[笑い]
富:その後行ったにしましょう。祭り行く前にダンスフロア行ったにしましょう。
伊:何でそんな何個も何個も寄るんだよ![笑い]祭り行けよ!
富:すみません、イメージあるんで。タッキナルディの。お願いします!
伊:お前のタッキナルディのイメージまずくれよ![笑い]おれ無いんだから。
★7:00
富:すみません。はい。回りました!
伊:タッキナルディ!ミチコさん!結婚おめでとうよ!![笑い]
富:すみません!ちょっと切れてるんで、笑顔でお願いします。[笑い]
伊:切れるよ!こっちもよ!なんなんだ一体タッキナルディって![笑い]
富:すみません、名前です。
伊:名前か!
富:新郎の、名前です。すみません。
伊:新郎?
富:はい。
★7:30
伊:タッキナルディ。ミチコさん。結婚おめでとうよ。[笑い]タッキナルディとは幼馴染で、昔祭りに行ったよね。祭りに行く前に、パスタ食ってな。
伊:でその後祭り行こうと思ったんだけど、ダンスフロア行ったんだよね。[笑い]
伊:でその後祭り行って、金魚すくったんだ。
富:やっちゃった![笑い]
伊:お前やっちゃったって何だてめぇ。
富:金魚はちょっと違うんですよ。
伊:なんで金魚違うんだよ!
富:タッキナルディなんで。
伊:連れて来いタッキナルディ!!![笑い]
富:タッキナルディは金魚すくわないと思います。
★8:00
伊:何すくうんだよじゃあ!![笑い]
富:、、、アロワナ、
伊:アロワナ!?[笑い]お前、一メートルくらいあるよお前。どうやってすくうんだよお前!?
富:アロワナ、見たでいきましょう。
伊:どこで見るんだよタッキナルディは!?[笑い]
富:祭り行く途中で見たで良いですよ。
伊:途中で泳いでないぜ!?[笑い]
富:あ、ダンスフロアの水槽にいたね、みたいな感じで良いですか?
伊:ダンスフロアの水槽にアロワナいんの?[笑い]
富:それでいきましょう。それで大丈夫です。回ってます!
★8:30
伊:タッキナルディ。[笑い]ミチコさん。結婚おめでとうよ。哀川頂だ。タッキナルディとは祭りに行ったよね。祭りに行く前に、パスタ食ってさ。
伊:でその後また祭り行く前に、ダンスフロア行ったんだよな。
伊:でその後また祭り行く前に、ダンスフロアのアロワナ見たんだよな。
伊:ははは。楽しかったなぁ。
伊:、、、祭り行ってねぇじゃねぇかお前!!![笑い][笑い][笑い]
富:オッケーです!
伊:、、、祭り行ってないよ![笑い]
富:オッケーです。
伊:祭り行ってないって![笑い]
富:大丈夫です。
★9:00
伊:ダメだよお前。祭りの話何もしてねぇじゃねぇかお前。
富:今、落ちたんで大丈夫です。
伊:落ちたってなんだよお前。
富:今ウケるんで大丈夫です。祭りいってねぇじゃねぇか!みたいな感じになってるんで大丈夫です。
伊:結婚式場が?
富:はい。
伊:祭り行ってねぇじゃねぇかってなってんの?[笑い]
富:はい、大丈夫です。
伊:あぁそう。
富:ウケますからそれで。
伊:ウケんの?
富:はい。
伊:じゃぁまぁいいやそれで。
富:で、ミチコさんなんですけど。すごいローラの大ファンらしいんですね。
伊:ローラ?良いねローラ。
富:はい。で、そのコメントをもらいたかったんですけど、ツテが無くてもらえなかったらしいんです。
伊:あー、おれも連絡先は知らねぇよ。共演したことはあるけどな。
富:そうなんですよ。で、もし頂さんあれだったら、最後ローラっぽく締めてもらいたいなと思って。[笑い]
★9:30
伊:、、、おれがやんの?[笑い]
富:はい。
伊:、、、ローラを?
富:おれがやんのおかしいじゃないですか。
伊:いや、おれもお前もおかしいだろお前。[笑い]ローラがやるから喜ぶんだろミチコさんは。
富:まーでもそれでも喜んでもらえると思うんでそれだけでも。。。
伊:おれがローラやんの?
富:はい。もう一瞬パってそれやって終わっちゃいましょう。もう行かなきゃいけないんで。
伊:あぁそう。
富:いいですか?じゃあ体重計行きましょう。
伊:体重計から来なくても良いよ。[笑い]どっちにしろ俺なんだからお前。
富:あぁそうですか。じゃあ、じゃあこれで。はい!回ってます!
★10:00
伊:ミチコさん、、、ローラだよ。[笑い]
富:ははは。
伊:どうも。ローラだよ。
富:はははは。
伊:オッケー。[笑い]
富:ははははは。
伊:ローラだよ。オッケー。ローラだよー。オッケー。
富:これ今何やってるんですか?
伊:ローラだよ!!!![笑い][笑い][笑い]てめぇがローラやれっつったんだろこの野郎!!!!
富:あ、もうローラですか。
伊:ローラやってたよずっとお前!!
富:あ、そうですか。すみません、後でもう一回ローラだけやってもらって良いですか。
伊:なんでローラだけもう一回やるんだよお前。
富:充電切れてて撮れてなかったみたいで、
伊:何でだ!!!![笑い]
【図解レビュー】QR決済 キャッシュレスの本命はこれだ
日経Fintech等の編集による「QR決済 キャッシュレスの本命はこれだ」の内容を整理の上、図解してみました。
QR決済 キャッシュレスの本命はこれだ
上記以外にも、中国アリババの経済圏を巻き込んだAlipayのQRコード決済拡大の話や成功した要因、東南アジアや米国の決済事情、さらにはQRコード開発の最前線など、決済に関連する事柄を幅広く扱っており、非常にタメになった一冊です。
今の日本のキャッシュレス事情
本書の中で紹介されるキャッシュレス調査
キャッシュレス普及のポイントとは
個人的には「利用するメリット」だけでなく「利用しないデメリット」についても深掘りしたいなと思いました。
例えば「現金お断り。全てキャッシュレスにした店舗にはさらに税制優遇を行う。」などの国の施策を打つことで「お金の流れをより明確にする」という政府のメリットと合わせて、消費者をキャッシュレスに誘導するとか。
というのも、人を動かすのは行動前と行動後のギャップだと思うんですよね。
キャッシュレスにしないことで利用者にとって不便な状況を作り出すことで、キャッシュレスにした際の効果を相対的に大きくし、キャッシュレスを促進できないかなと。
キャッシュレスのリスク
災害時のキャッシュレス環境に襲いかかるリスクについては、そもそもキャッシュレス環境だけで考えるのではなく、現金と比較し、相対的に考えるべきだと思ってます。現金社会の場合、あらゆる所に物理的に現金が存在するため、犯罪リスクもありますし、それは災害時にさらに大きなリスクになるとも考えてます。
わかっていたことですが、災害時のリスクと対策はキャッシュレスとは切り離して考えないとダメですね。
所感
以上です。
仕組みや考え方をメインに図解しており、本書の中では他にも世界各国の実施例や、著名人のインタビュー内容が記載されており、日本のキャッシュレスの現状と今後を考察する上で、大変勉強になる一冊と思います。
本ブログで興味を持たれた方は是非「QR決済 キャッシュレスの本命はこれだ」を読んでみてください。
【図解レビュー】NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える
2018年12月11日に日本経済新聞出版社から発売されました、「NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える」の内容を整理の上、図解しました。
[
NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える
次世代銀行のスケッチ
其々、記載されていた内容に対して、エンドユーザ目線の言葉に置き換え、マップにしました。銀行に対する「固い」「古い」イメージが一新されそうですね。同時に、「銀行員のあり方」についても変化が必要になると思います。
今以上に顧客が銀行を自由に選ぶ時代となり、銀行には徹底定期な顧客志向、他銀行とのサービスの差別化を生むためのクリエイティビティが求められるかと。もはや、「銀行員」という言葉自体が薄れたモノになるか、「銀行員」の定義自体が狭まるという可能性もあると考えています。
オープンバンキング
オープンバンキングに向けた施策、オープンAPIの構造について図解しました。世間ではオープンAPI自体が注目されていますが、ここでの一番のポイントは土台となっている規制を、ABCと記載した機能毎に整理する(「機能型」と表現しています)ことだと考えています。
未来の銀行の土台となる原則
PSD2に関しては2007年に成立したPSDに対して、Fintech企業勃興への対応を施したもので、2016年に発行された後に、2018年1月までに各国で法制度化を終えています。
GDPRに関しては個人情報保護に焦点を当てた施策で、EU内に拠点を置くデータ管理者や処理者を対象としており、主にGAFAをはじめとしたプラットフォーム企業により個人データ濫用への牽制・規制を目的としています。2016年5月に発行、2018年5月に施工されています。
利用者に対して、PSD2が「攻めの施策」、GDPRが「守りの施策」といった感じでしょうか。GDPRについては利用者自身の個人データにおけるITリテラシーの強化も並行して実施していく必要があるかなと考えています。
自身の個人データについて、様々な権利を利用者は手にしますが、それを行使するかしないかは、結局の所、利用者が判断する必要があるためです。
Banking As A Service(BAAS)
BAASという四文字の略称は「Blockchain As A Service」や「Backend As A Service」など他にも存在するため、ややこしいですね。但し、この「Banking As A Service」は個人的には一番気になっているサービスです。
銀行サービスを「利用者にサービスを提供するレイヤ」と「サービスのバックエンドを支えるレイヤ」に二分割できるためです。従来の金融各社は各種規制への対策や監査の対応のため参入障壁が高く、強固なバックエンドの構築と運用が必要になります。これらの手間をBAASで削減するとともに、顧客接点にリソースを注力できるようになります。結果、利用者としてはより質の高い便利なサービスを利用できるようになります。
本書の中ではこれらBAASの実現例が記載されています。
所感
以上です。
仕組みや考え方をメインに図解しており、本書の中では他にも世界各国の実施例や、金融イベントのフィードバック、著名人のインタビュー内容が記載されており、日本の金融業界の今後を考察する上で、大変勉強になる一冊と思います。
N26が描く自分のためのモバイルバンク
Finsum+Regsum「競争と強調」の意味するところ
アリペイ・ビジネスの革新
次世代銀行員のための20冊
エストニア事例
インドの金融の未来
本ブログで興味を持たれた方は是非「NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える」を読んでみてください。